書籍

「東京物語」と小津安二郎〜なぜ世界はベスト1に選んだのか〜平凡社2013年12月

派手さはないが誠実で良質な作品を出している個人的には好きな平凡社新書。その新刊のおススメ。 以前、ある英国の映画雑誌「サイト&サウンド」誌が行った「最も重要な1本」の投票において、小津安二郎「東京物語」(1953年)が1位に選ばれた。すでに名作…

東京建築 みる・あるく・かたる

東京建築 みる・あるく・かたる作者: 倉方俊輔,甲斐みのり,死後,吉次史成出版社/メーカー: 京阪神Lマガジン発売日: 2012/11/13メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る建築好きというのは街(歩き)好きであり、だ…

映画秘宝「クライム・アクション」とか

相変わらず本屋に入るといろいろかってしまう。読みかけの本が増えていく・・・。

「カラマーゾフの妹」高野史緒 講談社

カラマーゾフの妹作者: 高野史緒出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/08/02メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (53件) を見る面白い。2日で読み切ってしまった。

鳥獣戯話/小説平家

鳥獣戯話・小説平家 (講談社文芸文庫)作者: 花田清輝出版社/メーカー: 講談社発売日: 1988/10/03メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (7件) を見る先日古本で購入したのだが、所々線が引きまくってあるwそれはそれで面白いけど。

やっぱり定番

増補新装 カラー版 世界デザイン史作者: 阿部公正,神田昭夫,高見堅志郎,羽原肅郎,向井周太郎,森啓出版社/メーカー: 美術出版社発売日: 2012/02/27メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る

ミノタウロスの皿

ミノタウロスの皿: 藤子・F・不二雄[異色短編集] 1 (1) (小学館文庫―藤子・F・不二雄〈異色短編集〉)作者: 藤子・F・不二雄出版社/メーカー: 小学館発売日: 1995/07/15メディア: 文庫購入: 26人 クリック: 257回この商品を含むブログ (148件) を見る

1月レビュー

以下今月読んだ本の中から印象に残ったセンテンスを抜粋してみます。宇宙から学ぶ――ユニバソロジのすすめ (岩波新書)作者: 毛利衛出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/12/21メディア: 新書購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (9件) を見る 「世…

昨日ニュースでやってた東京都の天然ガス発電事業。興味があるので本も買ってみた。「脱原発天然ガス発電へ」石井彰著アスキー新書。勿論1冊くらいじゃあれですが、とりあえず。

室町は地味ではない!

こんな本が読みたかった。 山崎正和「室町期」

マヌエル・プイグ「蜘蛛女のキス」

蜘蛛女のキス (集英社文庫)作者: マヌエル・プイグ,野谷文昭出版社/メーカー: 集英社発売日: 2011/05/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (16件) を見る休憩!体が物語を求めている。ブエノスアイレスの独房の中で話す同性愛者の…

4月の書棚より

*「国マニア」から「苦悩するアフリカ」までの8冊。それと「へうげもの12服」も。

日本人のためのアフリカ入門 ちくま新書 白戸圭一

「何が『事実』で何が『誇張』なのか・・・事態を単純化し、誤解と偏見を煽る新聞・報道・・・」(本書より)。アフリカに限ったことではない。今身近で起きていることを考える上でも大事な気がします。

今週はちくま文庫から

「国マニア 世界の珍国、奇妙な地域へ! 」吉田一郎著 ⇒題名の軽さとは裏腹にしっかりとした解説でひじょーに勉強になります。 「デュシャンは語る」マルセル・デュシャン&ピエール・カバンヌ著 ⇒デュシャンの作品はそれほど知らないのだが、関係なく楽しく…

田川建三「イエスという男」作品社

一点食いならぬ一点読み。「イエスは何を批判したのか?」。とまらず最終章まで来た。漠然としたキリスト教への疑問が晴れるような・・・といってもまだまだわからないことだらけだが。

Meets Regional 3月号

http://lmaga.jp/meets/ 天満特集の今月。これといった超有名店があるわけではないが、安く美味しく手ごろな店の揃う地域。個人的には十三についで愛着のある街。次、大阪に住む機会があれば天満天六がいい。 *知り合いがでてます。

クロード・シモン

近所の古本カフェ。帰り際気になる本があって買おうか迷ったけど、帰宅してネット検索したら絶版でむちゃ高くなっていたので、すぐに引き返して購入。ちなみにその本はクロード・シモン「アカシア」。

北朝鮮帰国事業 - 「壮大な拉致」か「追放」か (中公新書) 2009年

*今のニュースの表層だけで物事を判断してしまうのは危険。歴史を知ることは大事。

アートについての入門書

「現代アート、超入門!」藤田令伊 集英社新書 2009年 「なぜ、これがアートなの?」アメリア・アレナス 淡交社 1998年

「話す写真」畠山直哉 小学館 「美術館をめぐる対話」西沢立衛 集英社新書 「横尾忠則 Y字路」写真集 国書刊行会

「日経おとなのOFF」 2010年11月号 

http://trendy.nikkeibp.co.jp/off/index.html 個人的にはデューラーがはやくみたい。とりあえず円山応挙、上松松園あたりから・・・。

最近買った本から

最近、なかなか本も読めずひかえめな購入のつもりだが、こりきから「買い過ぎ注意報」も。 「東京都市図 文庫版」 昭文社2010年 「建築家なしの建築」 B・ルドルフスキー著 鹿島出版社1984年 「グアテマラ伝説集」 M.A.アストュリアス 岩波文庫2009年確…

7月レビュー

「美しい夏」パヴェーゼ 岩波文庫 「ドイツ幻想小説傑作選」今泉文子 編訳 ちくま文庫 「村人の城・戦国大名の城〜北条氏照の領国支配と城郭」中田正光 洋泉社 「差別と貧困の外国人労働者」安田皓一 光文社新書 「座右のニーチェ」斎藤考 光文社新書書 「日…

純粋に、人間ドラマ

「双調 平家物語」 橋本治 中公文庫 〜本書より〜 これは、「栄華」という幻想に憑かれた男達の物語である。話は、平清盛から始まらず、その栄華の原型を作った藤原氏、更には、本朝が範とした中国の叛臣伝から始まる。秦の趙高、漢の王莽、梁の朱〓(い)、唐…

発見

友人のブログで興味を持ったので読んでみた。 特集:はじめて読む聖書「考える人」2010年春号 新潮社 田川健三のインタビューはなんというか透きとおっていて良質の水を飲んでいるような感じ。また興味を持ったのが橋本治。「マルクスは旧約的でフロイトは新…

今春読書メモ

なかなか本を読む時間がない、と思っている時は実は結構読んでいることが多い(本当にないときはそんなことを考えることもないだろうから・・・)。と、4月以降読み終わって部屋の空きスペースに詰め込まれて未整理の本達を振り返る。「建築史的モンダイ」…

「lonely planet」

海外(一人)旅行者ガイドブックの定番といえば「Lonely Planet」。 http://www.lonelyplanet.com/ 写真はほとんどなく、あるのは専ら文章と地図のみ。ただ、これが旅でなくとも威力を発揮するのはその細かい情報に加えコラム的に書かれた文章の楽しさで、一…

丸善にて

「Showa Style 再編・建築写真文庫」彰国社都築響一(編集)のこの本かなり欲しかった。けど高い・・・。 http://showastyle.blogspot.com/ 「本書は昭和28(1953)年から45(1970)年まで、17年間にわたって出版された全145巻の『建築写真文庫』から、商業…

主婦パート最大の非正規雇用 集英社新社 2010年 本田一成

*このテーマ(非正規雇用)についてはもっとじっくり考えたい。倫理か効率か、という簡単な問題ではなさそうだ。ちなみにこれで集英社新書の1月新刊はほぼ制覇。

「独裁者」との交渉術 2010年集英社新書 明石康

国連職員・明石康の政界各地の紛争地での各リーダーとの対話・交渉の経験をインタビュー形式でまとめたもの。自分は99年(NATO空爆時)にブダペストにいたがインフラ破壊のためユーゴスラビアには行けなかった記憶が。