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神々がシーシュポスに科した刑罰は大岩を山頂に押し上げる仕事だった。だが、やっと難所を越したかと思うと大岩は突然はね返り、まっさかさまに転がり落ちてしまう。そしてまたその作業を繰り返す・・・。このギリシャ神話の話は〜ありきたりな表現ではあるが〜日々の労働、人生にも例えることができる。
本日は仕事の節目。2年半に及ぶ勤務地の最終日。次の仕事が待っているので寂しさに浸る余裕もない、のだがさすがに最後は色々なことを思い出さずにはいられなかった。この寂しさが懐かしさに変わるとき、きっと自分はさらに前進した、といえるのかもしれない。
また岩山を押し上げる作業が待っている。しかし、そこに向かうために山を下りながら、こう思いたい。
「すべてよし!」と。
*皆さんに頂いた贈り物。家ではこりきがまるで戦利品がごとく喜んでました。