ボルヘスと

昼過ぎ、家族が所要で大磯へでかけたため久々に1人。そういう時はいろいろ活動するときもあれば逆にゆっくり休むこともあり、今日は昼寝をした。
昼寝の思い出(というのも妙だが)はたいてい良くないものだ。特に夕方4時5時ごろの目覚めは最悪だ。眠りが浅いせいか夢の記憶があり、しかもそこではたいてい自分は不安だから。
で、今日はなんと夕方どころか夜の九時まで寝てしまった。残りの限られた、浮遊したような時間での読書。近所の喫茶店のコーヒーはイマイチだったな。
ボルヘス「悪党列伝」。仰々しい題名だけど原題を直訳すれば「悪人の世界史」みたいな感じらしい。その他全集から「砂の本」、「エル・アレフ」などぱらぱら読む。その重厚だが澄んだ世界がいい。