遠州にて

久々の家族旅行で静岡西部へ。この方面には前から気になっていた美術館がありました。


天竜秋野不矩美術館 http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/lifeindex/enjoy/culture_art/akinofuku/index.htm

ここでは秋野不矩という主にインドを題材とした女流画家の展示を行っています。この美術館の特徴は2つあって、1つは素材。石、木、土でできた空間の柔らかさ。そしてもう1つは裸足でみる美術館であるということ。
ここを設計した建築家・藤森照信は「作品の美は、展示空間によって変わる。体験で言うと二割くらい・・・」と言っていますが、その通りだと思います。しかもここに関しては二割どころか五割くらいかも。ここまで作品と空間の存在を意識したのは、直島の美術館以来。そこでのコンクリート・瀬戸内海の自然と現代美術の相乗効果のようにここではインドの風景と漆喰の感覚がマッチしています。やはり靴を脱いでみる、というのは思うより感覚が違うもので面白いものです。
画家秋野不矩についてはこれがわかりやすいかも。素敵です。 http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/050827.htm
今のとこMY「東海地方での美術館トップ3」に入ります(あと2つは谷口吉生豊田市美術館妹島和世の小笠原資料館)。


掛川より天竜浜名湖鉄道で至る道のりもお勧め。

ちなみに前日掛川での宿泊はヤマハのリゾート施設のここ。http://www.tsumagoi.net/profile/index.html たぶん関東ではノーマークな存在。意外に手入れも行き届いていて過ごしやすくグループには良いです。平日でしかも直前の予約だったので通常の3割ぐらいの値で泊まれました。今も昔も遠州は城下町ですね。