ひとつ心を動かされた文章の紹介

「不可視の学院 『佐藤君のこと』」
http://black.ap.teacup.com/fukashinogakuin/
この感想というか感覚をうまく表現できないのがもどかしい。
自分も以前一人でパレスチナにも行ったりしたのでのそういった地域の政治への興味も多少はあるし、アップリンクとかでやってるドキュメンタリー映画も観にいったりする。勿論それで「詳しい」というつもりはないが、ただ「行ったことのない人よりはちょっとわかるかも」という感覚はあった。しかし、その「行ったことのない人」という感覚に対する感覚、「ちょっとはわかる」という思いって何なのかということについてあまり考えがなく、それは「無いよりはいい」のではなくむしろ「ちょっと知っている」だけに余計、たちが悪い、ということをこの文章を読んでいて自分に対し感じた。
ここでは政治的な話題がきっかけだが、勿論そうじゃなくてもこういった感覚は普段日常のなかで渦巻いていて、そのなかで自分は安全地帯にいて「こっち側」から「あっち側」をあれこれ判断しているだけなのかもしれない。

昔友人が「『凄い』と『偉い』は違うんだけど、しばし人はこれを誤解してしまう・・・」的なことを言っていたのに凄く納得して(仕事で例えたりするとわかりやすいのかな)、その言葉は今でも心に添えてあるつもりだが。

やはりうまく表現できないけど・・・そんな感じ。