倫敦(ロンドン)から来た男 タル・ベーラ

本日渋谷でみてきました。ストーリーはこんな感じ

「果てることない海のそば。静かに生きる鉄道員のマロワン。彼は、毎晩「ガラスの檻」のような制御室に登り、漆黒の港と駅を見下ろしている。ある夜、彼は偶然にも倫敦から来た男・ブラウンが犯した殺人の現場を目撃してしまう。そして、殺された男が持っていたトランクを、海から拾い上げると、中には大量の札束が入っていた。濡れたお札を一枚づつストーブで乾かし、再びトランクに丁寧に戻す。マロワンはその事を、警察に届けたり、同僚に話したりはしなかった。
朝になり、一日の仕事を終えたマロワンは、ホテルにある馴染みのカフェに立ち寄り、裏路地を通って帰路についた。食事を済ませ、妻と少し会話をし、午前中の光がまぶしい寝室のベッドにもぐりこむ。彼はいつものように過ごして、眠りに落ちた。しかし、もはやすべてがいつもと同じではなかった……。」

〈予告編〉


今更、傑作だとか衝撃だとかいうこともないだろう。見どころをあげたらきりがない2時間半。映画の持つ可能性を改めて感じさせる作品だ。きっかけは何であれ少なくとも「映画好き」ならみるべき。



ちなみにここの映画館では2月にタルコフスキー映画が上映される(数日前の日記で動画のせてます)。〈渋谷シアター・イメージフォーラムhttp://www.imageforum.co.jp/theatre/index.html


スクリーンでマタイ受難曲が流れるだけで心を揺さぶられる。以前「惑星ソラリス」をすべて観賞した息子のヨーゼフ・Rをつれてこよう。
(見もしないのに)羨ましがるであろう他の(家族の)メンバーは回転ずしの方が喜びそうだ。