半休日

久々に昼過ぎまで寝た・・・。高校野球のあのリズムが流れる中寝るのは季節問わず気持ちがいい。そんな中保育園友達来訪で、そそくさと一人で恵比寿へ出かける。


バッド・ルーテナント」 恵比寿ガーデンシネマにて
あらすじ: ハリケーンカトリーナが襲来した際に囚人を救出した功績をたたえられ、警部補へ昇進したテレンス(ニコラス・ケイジ)。しかし、彼は愛人の娼婦フランキー(エヴァ・メンデス)と共にドラッグやギャンブルにおぼれていた。昇進から1年経ったある日、彼はセネガルからの不法移民家族が殺害された事件の指揮を執ることになるが……。


監督のW・ヘルツォークといえば、アマゾンの奥地に船を登らせる男の話「フィッツカラルド」や未開の地へ強硬開拓する「アギーレ・神の怒り」などの驚異的(?)な作品が多いがそれをひきたてていたのは主演クラウス・キンスキーの怪演であることは言うまでもない。だが、今回のニコラス・ケイジもそれに劣らない存在感だ。ここでのニコラス・ケイジをみて狂っている、と思うのか、自然に親近感を覚えるのかは人によってわかれるところだ(勿論私は後者だが)。
「バッドルーテナント」=「悪徳警部補」だが、そこでの善悪の判断などはナンセンスな感じの内容だし、逆にそんな判断のもとに行われている「悪徳な」現実を思い起こさせるだろう。とはいえフィルム・ノワールの雰囲気も散りばめながらのストーリーの割には爽快感の残る映画。


特に最後水族館でニコラス・ケイジが「フッ」と鼻で笑うシーンは大好きだ。





どういう理由で今回の組み合わせになったのかはわからないが、今後もこのコンビ(ヘルツォークニコラス・ケイジ)でやって欲しいな。





*そういえばうちの会社のCEOってニコラス・ケイジに似てる・・・。先日会ったときに話しながら思ってました。