家族で住むということ


今朝の朝刊「『三代連結』我らの選択」(日経新聞)。家計のやりくりの為親子3世代の同居が増えていると言います。内容は「孫の学費を負担」「同居で『世帯分離』」等々。現代の経済事情から理解は出来るのですが、「何かが狂ってる」という感が否めません。そこには経済的視点でしか3世帯同居という発想が出ないことへの貧しさがあるからでしょうか・・・。本来「大家族で住む」、ということはどういうことでしょう。サザエさんがいまだ家族としての象徴足りえるのはなぜでしょう。個人的には3世帯同居というのは、親が現役のとき(年老いたから、ではなく)にこそ一緒に住むべきで、そのなかでのゆるやかな世代交代には文化の伝承というものがあるはずです。またそれこそが「子育て」にとって最高の環境であり、結果、経済的にも合理的な気がします。

近い将来「東京物語」の時代は戻ってくるのでしょうか・・・。