酒田

新潟〜酒田を走る特急「いなほ」。旅好き18切符ユーザーだった私は今まで全国の路線はある程度乗ってきましたが、そのなかでもこの羽越線は寂しさベスト3に入るといってよいでしょう。寂しさ自体は嫌いではなくむしろローカル線の持ち味だとは思いますが、「いなほ」に限れば、それは「非現実的な詩的な」もの、ではなく「現実に寂しい感じそのもの」であります。景色も決して悪くないのですが(むしろ日本海が見渡せて壮大だったりもします)、その独特な寂しさは、例えば寂しさのなかでもどこか神秘感のある山陰本線などとは明らかに異なります。その要因は・・・まず、途中にこれといった興味深い場所がないうえだんだん田舎になる、だんだん寒くなる(印象)、景色が単調、車両が明らかに古い(今回は新しくなってましたが)だったりもしますが、本当の理由は普段夜乗ることが多く暗闇の景色しかしらない、新潟まで新幹線なのでギャップが大きい、どうしても新潟と酒田は近い感じがしてしまうため2時間半が異様に長く感じる、という個人的な事情が影響しているのでありました。
*本日酒田に到着し、大空間でくつろぐヨーゼフ・R。2ヶ月頑張れ〜。