北関東

温泉を楽しみにしてるヨーゼフおじさん

〜序文〜
都市、特に東京においては空間が非常に高い密度で構成されている。そこに「無駄」はゆるされない。時折見られる路地のような「隙間」空間が逆に新鮮で良い味をだしたりするのはその為であると思われる。
だが地方は違う。そこは全体がゆるい空間であり都市のもつ緊張感は少ない。「楽しむ」という観点でみると、完成度が高く自然と人を楽しませる場所が都心には多いのに対し、地方ではよっぽどこちらが能動的に楽しさを求めない限りそれを享受することは難しいと思われる・・・。
〜本文〜
明日から久々の家族旅行。行き先は伊香保。有名な温泉街である。私にとって群馬の温泉といえば四万温泉あたりだが、最近は伊香保とか熱海とか「昔からの温泉街のイメージ」を何とか危うい状態で保っているようなところに興味がある。
実は群馬・栃木には名所が多い。名所といっても「〇〇の滝」とかではない。ロックハート城や足尾銅山、などの「つくっちゃた」的テーマパークや、有名な歴史を持つけど地味で陰気な場所などである(残念ながらこれらの場所は情報過多気味の旅行雑誌においてさえも除外されていることが多い)。
ちなみに建築でも私の好きな建築国内トップ10には入るであろう「高崎近代美術館」「馬頭町広重美術館」(あと、ある意味東武ワールドスクエア)がある。

あす行く伊香保も現代美術館ハラ・ミュージアム・アークがメインだが、他にもナントカ牧場や渋川ナントカパークなど楽しみな場所が目白おしである。なによりも季節はずれの観光地の哀愁がすきだ。そして夜は宿で風林火山をみるとしよう・・・。
続く・・・。