宮島達男 Art in You 水戸芸術現代美術ギャラリー

LEDデジタルカウンターでの1から9の数字での表現で、最近では都内のいくつかの美術館やパブリックアートとしてもよくみかけることができる宮島達男の作品展が今、水戸で行われています。
「変化(輪廻?)」のような考え方を表す数字の1から9の点滅という表現手法はシンプルですがこのように多くの作品を見るとまた印象も様々です。
例えば「Counter Skin」というある風景をバックにある数字が描かれた人を撮影した写真作品ではなにか強い生命力のようなものを感じました。
また「Death Clock」という作品(自分で決めた「死亡年月日」までの残り時間がカウントダウンされ、時間の経過とともに画面上の写真と風景が消えていくようにプログラムされているもの。「死」を想定することで「生」を強く意識させるもの)。
ただ、果たして「生」というものがそのカウントダウンに表れるような直線的なものなのか・・・考えさせられるところです。
*また「みる時」により感じ方も変わるのもアートの面白さです