最近の一冊

仕事が忙しいのは別にいい。ただその上で「時間」というカードを使いすぎると引き返しにくくなるで注意は必要だ。
そんな中今月辛うじて読んでいたのはこの一冊。
フラナリー・オコナー全短編(上)ちくま文庫
「読むと読まないとでは人間の組成そのものがまるで違ってしまう」とは友人のコメント。その人間の醜さと美しさの表現は鮮烈でその世界に引き込まれるのに時間はかからない。
最後に足元から落ちていくよう感覚は一見絶望とも思えるが自分はなぜかそこに救いのようなものを感じてしまう。その理由は上手く説明できないのだが・・・。