1922年1月23日・・・

仕事に追われた、とは今日みたいな日。そう、確実に追われていた。でもそれはたいへんでもなんでもない。ただそれだけのこと。


◆前日深夜に読んでいたカフカの「日記」より。

ー立場の安定感。ぼくはなにか特定の仕方で己を展開しようとは思わない。ぼくの望むのは他の場所であり、実はあの「他の天体に住み替えること」なのだ。それには、自分のすぐそばに立つだけで十分だろう。ぼくがげんに立っている場所を、他の場所としてながめられれば、それだけで十分だろう。ー