「建築ノーベル賞」妹島・西沢氏 

【ワシントン時事】米ハイアット財団は28日、2010年のプリツカー賞を日本の建築家、妹島和世西沢立衛の両氏に贈ると発表した。同賞は「建築界のノーベル賞」と呼ばれる権威ある賞。5月17日に米エリス島で授賞式が行われ、賞金10万ドル(約925万円)が授与される。
同財団は、長野県飯田市の「小笠原資料館」、石川県金沢市の「金沢21世紀美術館」、米オハイオ州の「トレド美術館」などの両氏による作品を評価。作品について「デリケートさと力強さ、正確さとしなやかさを兼ね備え、巧妙ながら賢過ぎない」などの授賞理由を挙げた。
2人は共同で設計事務所SANAAを運営。これまでに内外で多数の賞を受賞している。1979年に始まったプリツカー賞は「才能、先見性と献身」を示す作品を持つ建築家に贈られる。日本人では、これまで故丹下健三(87年)、槇文彦(93年)、安藤忠雄(95年)の3氏が受賞している。〜3月29日8時7分時事通信より〜
 




わかりずらい受賞理由だが、実際に建築をみてみればそれはよくわかる。何とも形容しがたい作品群だ。前衛的?無機質?シンプル?非中心性?アバンギャルド?・・・どれも当てはまるが決定打がない。それは夫婦なのか恋人なのか、ただの仕事のパートナーなのかよくわからない2人の関係性(あくまでもイメージ)に象徴されているのかも。

〜過去の写真より抜粋〜
*小笠原資料館。国内でも最高の建築の1つだと思う。

*21世紀美術館。周辺環境との関係性がいい。