気になる人


上杉景勝は昔から気になる武将だった。あの有名な上杉謙信の後継ぎにしては扱いが少ないと感じていたのは小学生の頃。各書籍を読んでもそれはたいして変わらない。勿論直江兼直の存在は大きいが、なんとなく謙信の方が凄い(?)というイメージがあるが、実際はそうでもないはずだ。それは関東を基軸にした戦争を行い続けた謙信の「戦闘」メインの戦争の時代に比べれば景勝のそれはより複雑性でより戦略性が求められた時代であると思うからで、謙信の後継ぎ争いを制したところから始まり(御館の乱)、それまで敵対していた武田氏との同盟、信長侵攻、関ヶ原等々・・・一歩間違えればあっという間に名が消えていたような状況の連続だ。その難しい状況でいろいろと決断し生き延びた訳にはハイレベルな外交センスとテクニックがあったはずだ(比較対象としてそれに失敗した武田勝頼毛利輝元がうまく切り抜けたのは吉川広家の存在かな?)
というわけで、そのへんをクローズアップした本があったのでこれから読みます。