東北の歴史雑感

今日行った仙台市博物館、全体感としては政宗ヨイショの展示。小学生時代の自分だったら喜んでたろうけど。


それに比べて先月訪れた多賀城東北歴史博物館は素晴らしかった。古代から現代(昭和)までバランスよく展示してあり、見る人にもよるかもしれないが、為政者だけでなく多く存在したであろう被支配者への想像に思いを馳せるには十分なボリュームだった。東北地方は中央政権の影響が最後に及ぶ歴史の連続だ。坂之上田村麻呂、源頼朝豊臣秀吉・・・。廃藩置県も戦争も高度経済成長もそれは抵抗するしない以前に流れてくる大河を受け止め続けてきたようなものだ。



そう感じるのは山形で育った自分の東北に対する思いからなのかもしれないが。




そして下の写真は、ある時期の河北新聞。どこかの時代と似ている・・・。歴史を学ぶとはそれを受け止めて今を考えることではないのか、と改めて思う。