ワタリウムその他

滅多につけないTVを深夜につけてたまたま始まった映画が89年M・ギブソン主演の「テキーラ・サンライズ」。脚本はかなり練られているんだけど、やはり「ザ・80年代ハリウッド」の映画では、奥行きどころが逆に無駄にエピソードが散乱している感が否めない。また登場人物への感情移入もしずらかったり展開も雑だったりするのだが、ギブソンの他にK・ラッセル、M・ファイファーなどの俳優陣の存在感や時折意外な好演出があったりと憎めない映画だ。深夜TVでみるには最高。


◆夕方は外苑のワタリウム美術館にルイス・バラガン展を見に行く。やはり都心の美術館はここみたいに遅くまであいていると嬉しい。



◆バラガンとは関係ないがここで写真家・杉本博司の本「現(うつつ)な像」を購入。本にしては多少値は張るが迷いはなかった。
「歴史とは退屈した神々が書いた芝居にすぎないのかも知れない、人々はそれぞれ運命という役を与えられる」(本書より)

*現在他に並行読みしている本
断腸亭日乗永井荷風)・日本の歴史18「幕藩制の苦悶」(北島正元)・ユダヤ警官同盟マイケル・シェイボン)・・・