東の塔

今日の某新聞で東京スカイツリーの建設の影響で浅草は賑わいをみせている、との記事を読んで1か月ほど前に曳舟をぶらついた時のことを思い出した。とりとめもないメモ。

曳舟は東部なんとか線という都心のローカル線でいけるいわゆる下町ゾーン。この低層住宅地を歩いていてふと現れる建設中の東京スカイツリーの存在感は想像以上だ。
今更高層建築なんてと思うかもしれないが、その存在感の理由はそれがどこからでも見える唯一の存在であること、さらにそれがビルではなく「塔」という「誰のものでもない」=「みんなのもの」というところがポイントだ(厳密には違うがイメージとして)。
その新しくもありかつ懐かしくもあるモニュメンタリティーとしての存在(いわばむかしの「『まち』のなかの『裏山』」のような)は何か人を引き付け、動かす力があるように思えてならない。

この「塔」が完成すれば今の倍の高さになるらしい。その時いままでなんとなく下町、で収まっていた東京「東部」がどんな姿をみせるのか楽しみでもある。