東京都現代美術館にて
「建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”」
「ゼロ年代のベルリン ―わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)」
http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/current.html
2つの大型展示。「建築〜」は今や日本を代表する建築家ユニットSANNAの作品とそれをショートフィルムにしたドイツの映画監督ヴェンダースの作品は必見。「建築(主観)の映画」なんていままでなかったんじゃないかな。
「ベルリン〜」では歴史と記憶の虚偽性を映像化したイスラエル出身のオマー・フィストという人の作品が凄かった。全く異なる2つの話を1つの物語にまとめている。おそらく人が過去を、歴史を振り返るとはこういう感じなんだろうな、と。
<HPより>
オマー・ファスト|Omer Fast
[1972年/イェルサレム生まれ]
ファストは、代表作《Spielberg’s
List》(2003年)の作例にみられるように、歴史がどのように語られ、それを人がどのように内在化してきたかを、映画的手法を用いて体現する。出品作《キャスティング》(2007年)は、一人のアメリカ兵から聞き出した2つの物語が、インタビューの風景とそれを再現した映像で映し出される。しかし、この制作はアメリカ兵のインタビューを撮ることから始められながらも、ファストは彼の言葉を精緻に撹乱し、編集することでドキュメンタリーとしての性格を希薄化させている。
で、自宅からこの現代美術館(木場)までの自転車ルート。結構疲れた・・・。でもこれより遠いはずの六本木とかだとそれほど疲れを感じないのは見える風景のせいかな。