映画

イジー・バルダ最新作情報

屋根裏のポムネンカ 渋谷ユーロスペースにて8月1日より公開 http://www.a-a-agallery.org/intheattic/ イジー・バルダって何歳なんだろう。もう相当年だと思うけど。 チェコアニメを劇場で観れるのは久しぶり。ヨーゼフ・Rと二人で行くとしよう。 *ちなみ…

ディア・ドクター 

監督:西川美和 公開中 http://deardoctor.jp/ 田舎や年寄の描写のリアルさから監督は同世代に違いないと思ったが実際二つ違いらしい。もうそんな年になったか・・・。 それはともかく香川照之の役は相変わらず良かった(前作『ゆれる』のときの怪演、とまで…

フィラデルフィア・エクスペリメンツ 1984アメリカ

〜あらすじ〜 軍の秘密実験の失敗で第二次世界大戦中から41年後の世界へ来てしまったデビットとジミー。そこに待ち受けた彼らの運命とは・・・。 まず冒頭の簡易なタイムスリップシーンでいやがうえにも期待は高まる。その後追跡されて支離滅裂な行動をとる…

レディー・キラーズ 1994年 コーエン兄弟

先日友人が「ノー・カントリー」のレビューを書いていたこともあり、久々にコーエン兄弟が見たくなり・・・。 この作品は50年代の「マダムと泥棒」のリメイクで、(コーエン兄弟にしては珍しく)主演はトム・ハンクス。あるカジノ強盗グループが隠れ家にし…

せっかくなので・・・

先日コルビュジェのドキュメンタリーDVDを借りたつもりが中身が違っていた。こんなこと初めて。勿論、これも何かの縁ということでみる。 で、その中身というのが「ニューヨーク1997」。監督ジョン・カーペンターってのがうけた。 私のカーペンターの…

究極の近未来ポップSF

アルファヴィル ジャン=リュック=ゴダール 1965年伊・仏作品 探偵レミー・コーションはある任務の為、アルファビル(α都市)に降り立つ。そこは人間の感情が巨大コンピューターα60に支配された超管理社会。そこで彼はナスターシャという女性に導かれ…

やっぱりタルコフスキー

惑星ソラリス A・タルコフスキー 1972年ソ連作品 その謎を解明すべく何十年も研究を続けられてきた「惑星ソラリス」。その地に赴いた主人公がみたものは、人間の無意識が物質化されるという現象だった。そこに10年前に死んだはずの妻が現れ、そこで彼…

2008シネマレビュー

今年見た全映画をふりかえる。+監督名 (二度目以降みたものは含まず) 「赤線地帯」溝口建二 「武蔵野夫人」溝口建二 「小原庄助さん」清水宏 「ロスト・イン・トランスレーション」S・コッポラ 「城」ミヒャエル・ハネケ 「ダウン・バイ・ロー」ジム・ジ…

天国は待ってくれる エルンスト・ルビッチ

今日の昼、久々に。 これぞ傑作。ベタな表現だが、生きることを凝縮した完璧なつくり。これは感動せずにはいられない。 *泣ける映画とはこういうものだ。 *その後グーニーズをみるヨーゼフ・R

奇人たちの晩餐会

〜ストーリー〜 パリに住む編集者のピエールは、毎週友人たちとディナーを取ることを習慣としていた。しかし、そのディナーは単なる食事ではなく、仲間内では「奇人たちの晩餐会」と呼ばれていた。それは、毎回メンバーがこれはと思うゲストを一人ずつ連れて…

イースタン・プロミス デヴィッド・クローネンバーグ監督

2007年のイギリス/カナダ/アメリカ合作の映画。ロンドンを舞台に、ロシア・マフィアの係る人身売買をテーマとしている。日本では映倫の規定によりR-18指定となっている(Wikipediaより)。 クローネンバーグの「裸のランチ」や「スキャナーズ」みたいなカル…

長江哀歌(ちょうこうエレジー)

年度: 2006 国: 中国 公開日: 2007/8/18 巨大ダム沈み行く街に生きる人々の記憶。2006年ベネチア国際映画祭グランプリ。ジャ・ジャンクー監督の新作。 公開時にいけなかったのだが最近シャンテ・シネでリバイバル上映したのをみにいく。 不思議な映画だった…

文学的映画

『おもひでぽろぽろ』 岡本螢・刀根夕子の漫画および、それを原作としたスタジオジブリ制作の劇場アニメ作品。1991年7月20日公開。監督・脚本は高畑勲。英語作品名「Only Yesterday」。主題歌はアマンダ・マクブルーム作詞・曲の「The Rose」を高畑勲が日本…

つまらなくても面白い

たまには適当に選んでみた。 「レジェンド・オブ・メキシコ」 ロバート・ロドリゲス監督 アントニオ・バンデラス これはちょっと・・・。真面目につくってんのか適当につくってんのかよくわからん。せっかくのジョニー・デップが浮いてたなー。原題「ワンス…

エル・マリアッチ ロバート・ロドリゲス

最近新作の「プラネット・テラー」をみたので・・・再びロドリゲス作品。デスペラート前身のアクション映画。低予算だが(であるがゆえに)、シンプルで完成度が高く、しかも笑える場面も多い。マカロニ・ウェスタンとかみたくなるなあ。

せめて映画くらいは・・・

ここ2週間近く体調不良。やりたいことどころかやるべきことすらもおぼつかない状況がつづいたが、そんななか見た映画について。 「コミック雑誌なんていらない」出演:内田裕也・・・どこかで納得できない中、自分の芸能レポーターの仕事をもくもくとこなす…

ロスト・イン・ラマンチャ

テリー・ギリアムの映画『ドンキホーテを殺した男』(The Man Who Killed Don Quixote)の製作が暗礁に乗り上げた顛末を描いた2002年のドキュメンタリー映画。ナレーションはジェフ・ブリッジス。 映画の製作過程がわかってなかなか面白かった。最初、ギリア…

丹下左膳餘話 百萬兩の壷(たんげさぜんよわ・ひゃくまんりょうのつぼ) 

*昭和10年(1935年)の時代劇映画。日活京都製作所が山中貞雄監督、丹下左膳役に大河内傳次郎で製作。 冒頭からひきこまれあっという間の90分。筋としては「百万両の価値がある」壷をめぐっての話だがそんなことより目の前の会話や演技がとにかく面白い。…

DVDあれこれ

手元の商品券が使える新宿高島屋のHMVで。 最近みたくなった映画、惑星ソラリス買おうかと思ったけどちょっと高い・・・やめた。ロベール・ブレッソンのDVDBOX、すごいな。ベルリン天使の詩も手元においておきたいが・・・。成瀬、マキノは1・2枚…

小原庄助さん 清水宏監督 大河内傳次郎主演

1949年東宝。この映画の大河内傳次郎、どことなくじいちゃんを思い出すなあ。大酒のみのところやお人よしのところもどことなく似てるし(直接的な記憶と話に聞いた若い頃の間接的な記憶も混じってるけど)。ばあちゃん、苦労したんだろうな(笑)。

〜最近のメモ〜 「赤線地帯」「武蔵野夫人」「雨月物語」すべて溝口健二。「グーニーズ」メイキング・未公開映像、「マトリックス」2回目。

カヴェレロヴィッチ死す

http://wiadomosci.gazeta.pl/Wiadomosci/1,80276,4794463.html *イェジー・カヴァレロヴィチ(Jerzy Kawalerowicz, 1922年1月19日 - 2007年12月27日)はポーランドの映画監督。 それほどこの人の映画をみたわけではないが「夜行列車」は忘れられない。 暗…

4年ぶり・・・

久々の新宿ツタヤ。さすがに品揃え充実。数時間在庫チェック後、借りたのは以下の2本。 「リベンジャーズ・トラジディ」監督アレックス・コックス、「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」監督トミー・リー・ジョーンズ

エル・パトレイロ アレックス・コックス監督

若きハイウェイ・パトロールを主人公にして、同僚の死、家族、愛人の絡む現実を描いたドラマ。アクション映画として面白いことは勿論ですが、それよりもリアルなドラマが見る者を惹き付けます。結末がどう、という以上にひとつひとつの展開に無駄がなく途中…

誰も知らない 是枝裕和監督

置き去りにされた子供たちの生活。結構リアルです。あの演技っぽくない演技が印象的。以前だったらこの手の映画には開始10分以内に眠りにつくコリキもしっかりみてました。やはり実際に子供がいると違うようです。

千年女優 今敏監督

ある意味ベタな恋愛ものをベースにした壮大なアニメ映画。アキラや千と千尋〜を混ぜたような夢うつつの展開。映画そのもののの特質を最大限利用した演出が光ります。個人的には次々に展開する様々な時代の描写が好きです。

TVドラマ

久々にレンタルビデオ屋にいったら何とツインピークスが改めて出ていてびっくり。(高校以来)早速みてしまいました(今まで「はまった」といえるTVドラマはツインピークス以外には田宮版白い巨塔ぐらいです)。 この復活の要因として最近の海外ドラマの流行…

話の話 他  ユーリ・ノルシュテイン作品集

以前自分の為に買った作品をヨーゼフRが食い入るようにみる様子はある種、感動的でもあります。このロシアの映像詩人と呼ばれるノルシュテインの作品は切り紙を用いた緻密で繊細な映像と、苦悩やユーモアを暖かく包んでいるような世界が特徴的です。良くも…

パリ、ジュテーム

日比谷シャンテ・シネ にて 「パリを舞台にした恋愛オムニバス映画」と勝手にイメージしていた為あまり期待していなかったのですがその期待は大きく裏切られました、いい方に。これは「恋愛」というより「愛」を描いた作品でしょう、題名通り。で、必ずしも…

松川八洲雄監督特集 「鳥獣戯画」「ヒロシマ・原爆の記録」

アテネ・フランセ文化センター(お茶の水) 〜2月17日 「鳥獣戯画」。あの絵をずっとみていると平安の末法思想の雰囲気がだんだん伝わってくるようで不思議。60年代の前衛的な作品。「ヒロシマ・・」はいわゆる「映画的嘘」を排除した記録映画。そこに…